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[185] チョコレートドーナツ
投稿者:土井一真 Mail

時代は変わる
とても素晴らしいお話です。偏見はありました。正直、同性愛者と障がい者の話なので、人に勧められていなかったら見ようとは思わなかったです。後から知った事ですが、監督は17歳のカルテと同じ監督でした。精神障がい者を題材にした類の映画かと思いました。障がいを前向きに捉える映画かと考えつつ、映画を見ました。ぽっかりと開いた心の穴が愛で満たされていきました。生きる希望がもらえます。気持ちのいい気分になれる名作映画です。おもしろかったです。1979年のアメリカ、カリフォルニアの話。育児放棄されたダウン症の子供をゲイのカップルが育てるという話。ゲイのカップルが障がい者の子供を育てると言うのは、正直、僕は距離感を感 じました。それをキャストは明るく楽しく魅せてくれるので、僕が当初感じたこの映画への不安はとっくに払拭されていました。1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった話です。実話を元にした話の映画化と言うのが説得力があります。創作の小説が原作ならここまでの興奮はなかったのかも知れません。アメリカは、数々の折衝を起こして乗り越えて今の自由がある国です。人種差別然り、寂しい現実だとは思いますが、何事も人と違うという事は差別の対象になり得ます。同性愛。ドイツでは100年以上刑法で禁じられていた人間の性です。歌手を夢見るショーダンサーのルディと、ゲイである事に後ろめたさを感じるポールが、薬物依存の母親に疎まれているダウン症のマルコを通じて、障がい者 差別・同 性愛差別と言った社会問題に立ち向かうと言う話です。温かい気持ちになります。それから世間の冷たさを現実味を持って実感します。世界の片隅で家族になった3人の実話を元にした時代を変える話です。同性愛者の不利益を社会に認めさせようとする黎明期の出来事です。時代が変わったから今があるのです。自己の尊厳を賭けて法律と闘う姿は本当に格好いいです。時代は変わる活路を垣間見ました。チョコレートドーナツを見て、僕は熱い勇気を感じました。

2017/02/09 11:57
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